株取引の方法を解説!


株取引で大勝ちではなくコンスタントに利益を取る方法

株をやり始めると、誰しも「大勝ち」を夢見るのではないでしょうか。しかし、大勝ちを狙うと、リスクが大きくなってしまい、かえって資金が減りやすくなります。その理由は次のとおりです。

●大勝ちを狙うとリスクが大きくなる
株を買った後で、その株が何十倍何百倍にも値上がりすれば、大勝ちすることができます。市販の株関係の本を見ると、そういう銘柄がたくさんあるかのような活かよく出ています。しかし、そんな銘柄にめぐり合う確率は、ほとんどOだと言っても過言ではありません。

新興企業の株を買えば、うまくいけば何十倍にもなる可能性があります。しかし、逆に会社が持たずに倒産して、株価がOになってしまうこともあります。また、会社が大きく成長するまでには時間がかかり、その間に株価が激しく揺れ動くこともよくあります。

また、「仕手株」を買うと、うまくいけば短期間で株価が数倍になることもあります。「仕手」とは、能や狂言の用語で、「主役」を表します。そこから転じて、株価を吊り上げるような情報を流して、買い占めておいた株を高値で売り抜けようとするような人のことを、「仕手」と呼んでいます。

仕手株は派手な値動きをするので、あとになって株価の動きだけを見ると、「こんな株ならすぐに大儲けできそうだ」と思えるかも知れません。しかし、仕手化する銘柄はたいていは業績や財務に不安があるもので、なかなか買えるものではありません。さらに、仕手化している時点では、株価の上がり下がりが非常に激しく、持ち続けるのも非常に難しいものです。

●大損しても大勝ちすれば良いのでは?
このように、大勝ちを狙おうとすると、リスクがかなり大きくなってしまい、大損することも出やすくなります。ただし、「いくら大損しても、大勝ちして取り返せば良いのでは?」と思われる方もいることでしょう。

確かに、大損しても、それをはるかに上回る大勝ちをすれば、最終的には大きく儲けることができます。しかし、そんな大勝ちはめったにめぐってくることはありません。大損と大勝ちを繰り返すよりも、むしろコンスタントに勝ちを積み上げていく方が、長い目で見た場合、普通は儲かります。例えば、2年間投資をして、以下のような3つの結果が出たものとします。また、1年目で出た儲けは、2年目に再投資する(儲けも株を買うのに役人する)ものとします。

①1年目/2年目とも、年10%ずつ儲かった
②1年目は年20%儲かったが、2年目は儲けはゼロだった
③1年目は年40%儲かったが、2年目は年20%損した

一見すると、③がもっとも儲かりそうな気がするのではないでしょうか。「1年目に40%も儲けたのだから、2年目に20%ぐらい損をしても、まだ儲けが多く残っているだろう」と思われるかも知れません。しかし、実際には①がもっとも儲かり、③がもっとも儲けが少なくなります。仮に、最初に100万円投資したとして、①~③のそれぞれの資金の動きを計算してみると、次の表のようになります。①は21万円の儲けですが、③は12万円しか儲かっていません。
p7.jpgまた、①~③の儲け方のパターンが長期間にわたって続くとすると、どうなるでしょうか?実際に計算してグラフにしてみると、次の図のようになります。①と③とで大差がついていることが分かります。利益を再投資すると、その利益がさらに利益を呼んで、資金が大きく増えます。これを「複利効果」と呼びます。
p8.jpgところが、大勝ち/大損を繰り返すと、損失にも複利効果が働いてしまい、損失のたびに資金が大きく減ってしまいます。その結果、先の図のグラフの③のように、長期的には資金が増えなくなります。
 
このように、株で長く儲け続けていくには、大勝ち/大損を繰り返すのではなく、コンスタントに儲け続けていくことが、非常に重要なポイントです。


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