株取引の方法を解説!


株取引の格言から学ぶ2

株の売買を行う際に、「だいぶ株価が下がったから、もうそろそろ底値だろう」と思ったり、「これだけ株価が調子よく上がったのだから、まだまだ上がるだろう」と思ったりすることは、よくあることでしょう。

しかし、自分がそう思ったからといって、他の投資家も同じ考えであるとは限りません。株はそうそう自分の思い通りになるものではなく、むしろままならないものです。

 「もうそろそろ買い時(売り時)だろう」「まだまだ買い時(売り時)でないだろう」と思ったときには、もう一度冷静になってみて、本当にそうかどうかを良く考えるようにするべきです。そのような戒めの格言が"もうはまだなり、まだはもうなり"です。


これは「高値の状態は長続きせず、安値の状態は長く続く」という株の性質を表す格言です。株価が上がるには、その株に人気が集まって買いが増えることが必要ですが、上がりだすまでには時間がかかるので、安値の状態は長く続きやすいものです。

その一方で、一度株価が上がるときには急激に上がったとしても、すぐに下がりやすいものです。

また、"売りは早かれ、買いは遅かれ"という格言もあります。上で述べたように、株価が上がりだすには時間がかかるので、買いは急ぐ必要はありません。一方、株価が下がりだすとあっという間に下がりがちなので、売りは早い方が良いということです。


株式投資にのめりこんでしまい、株のことが常に気になって仕方がないようになって、年中売買を繰り返すというような人もいます。

しかし、株価は上がるか下がるか横ばいかのいずれかなので、年中売買を繰り返していると、儲からない時期もあります。儲からないだけならまだしも、売買すれば手数料がかかるので、その分資金が減っていきます。

株価の方向性が分かりにくくなってきたら、売買を休んで、しばらく様子を見ることも必要です。つまり"休むも相場"です。なお、同じような意味の格言としで売るべし、買うべし、休むべしというものもあります。


株で損をしてしまって資金が大幅に減ると、それまで大事にしていたお金まで、株につぎ込んでしまうこともありがちです。例えば、「家の頭金にするために貯金しておいたお金を、株につぎ込んでしまった」というような場合です。

しかし、冷静さを失って、生活に必要なお金(いのち金)まで株につぎ込んでしまうのは、失敗の元です。株式投資は、あくまでも余裕資金の範囲で行うようにしましょう。

また、株を買う際には、資金をいきなり金部つぎ込むのではなく、ある程度余力を残しておくことをお勧めします。資金を金部つぎ込んだ後で、何か大きな出来事が起こってしまうと、対処することができなくなります。しかし、資金がある程度残っていれば、何らかの対処を取ることができます。


株に限らず、物を売買して儲けるには、「安く買って高く売る」ことにつきます。しかし、人間の心理上、株価が下がると「もっと下がりそうだ」と思って買うことができず、また株価が上がると「まだまだ上がるだろう」と思って売ることができないものです。

このような心理に打ち勝って、安く買って高く売ることができるようにならないと、株で儲けることはできません。常に頭に入れておくべき鉄則です。

それが出来ずに後で後悔しても遅いのです。またそういったメンタルコントロールも経験の中から身に付いていきます。だから多く経験する為にも余裕資金で分散投資するべきなのです。


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