株取引の方法を解説!


株取引の格言から学ぶ3

バブルなどが起こって株価が大きく上がると、その後には大きな下げが待っています。しかし、株価が下がるにしても限度があります。

その限度を示す格言として「半値八掛け二割引きで底が入る」というものがあります。半値(×50%)八掛け(×80%)二割引(×80%)なので、最高値の約3分の1(×50%×80%×80%=×32%)ぐらいまで下がったら、さすがに底を打つだろうという意味です。

ただし、半値八掛け二割引を上回って、さらに株価が下がることもあります。例えば、バブルのピーク頃には日経平均株価は39,000円近くまで上がりましたが、2003年4月のバブル後最安値の頃には7,600円近くまで下がりました。最安値では最高値の約20%まで値下がりしています。

半値八掛け二割引は下げの一つの目安ではありますが、あまり過信しない方がよいでしょう。


株価が上昇して高値をつけ、その後にいったん下落して、再度上昇してくることはよくあります。しかし、前回の高値をわずかに越えたところで上昇の勢いが止まってしまい、それ以上は上がらないということもあります。

「一文新値」とは、この例のように、直近の高値を少しだけ上回って再度高値をつけることを言います。株価がこのように動くと、それ以後にその高値を越えることはほとんどなく、後は下がるだけになりやすいと言われています。したがって、株価がこのように動いたら、必ず売っておくべきだということになります。これが"鬼より怖い一文新値"の意味です。


インフレになると物の値段が上がるので、同じ個数の物を販売したとしても、インフレの方が売り上げが多くなります。売り上げがあがれば利益も増えるので、インフレの時には企業の業績は良くなりやすく、株価も上がりやすくなります。逆に、デフレになると株価には悪い影響があります。したがって、株はインフレに強く、デフレに弱いということができます。

ここ数年日本はデフレに苦しんできましたが、この格言のとおり、株価も一時はかなり下落しました。しかし、このところ地価の値下がりがとまったり、中国などの台頭で物の値段が上がり出したりなど、インフレの芽もあちこちに出ています。日本のデフレもそろそろ終息するという意見も出ています。インターネット株取引を学んで、インフレに備えられるようにしましょう。


この格言は、株の世界の格言ではなく、日常生活の中で使われているものですが、株にも役立つ格言です。

「風が吹く→埃が舞う→埃が目に入って失明する人が増える→失明した人が三味線で生計を立てようとする→三味線を作るために猫の胴の皮の需要が増える→猫が減ってねずみが増える→ねずみが桶をかじる→桶が売れて袖垣が儲かる」という流れが元になっていて、「何かが起きると予想外のところに影響が出る」というような意味です。

株の世界も、このような連想ゲームのような面があります。例えば、かつてのネットバブルの頃には、「インターネットが流行する→通信回線の需要が伸びる→通信用の電線が売れる」という流れで、電線メーカーの株価が軒並み上がったこともありました。

株で儲けるためには、人より二歩三歩と先を読むことも必要です。何かニュースが出たときには、その影響がどこまで広がるのかを予測して、先回りして行動できるようになりたいものです。


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