株取引の方法を解説!


株価チャートの見方と入手

このカテゴリでは「株価チャート」の見方を学んでいきますが、そもそも「株価チャート」とは何でしょうか? ここから学習をスタートしましょう。

新聞の経済面には株価が掲載されています。新聞に出ているのは「四本値」(よんほんね)と呼ばれるもので、各銘柄の前日の始値(はじめね)/高値/安値/終値(おわりね)の4つの値です。それぞれの意味は次のとおりです。

・始値:その日最初に取引された値段
・高値:その日取引された中で最も高い値段
・安値:その日取引された中で最も低い値段
・終値:その日最後に取引された値段


このほかに、その前の日の終値との差、そして出来高(売買が成立した株数)が掲載されています。

p15.jpgしかし、前日1日分の株価だけを見たところで、株価の動く傾向は分かりません。売買のタイミングを判断するには、過去数ヶ月~数年程度の株価から現在の株価の傾向をつかむことが必要です。

p16.jpgそこで、株価の動きを図に表して、それを使って売買のタイミングを判断していきます。この「株価の動きを図に表したもの」のことを「株価チャート」と呼びます。


上の株式チャートの画面を見ると、上下2つの部分があります。上の部分には棒がたくさん並んでいますが、これが株価の動きを表します。また、下の部分にも棒が並んでいますが、これは出来高を表します。

p16.jpgさらに、株価チャートには折れ線も入っています。これは「移動平均線」と呼ばれるもので、株価の動きを平均化したものです。移動平均線のほかにも、株価に対して何らかの計算をしたものを、株価の動きを判断する際に使うことが多くあります。そういった値を総称して「テクニカル指標」と呼びます。

ここからは、株価チャートの見方や、主なテクニカル指標について、順を追って学んでいきます。


インターネットが普及したおかげで、株価チャートは簡単に手に入るようになりました。無料で見られるものをいくつか紹介します。

●Yahoo!ファイナンスでチャートを見る
金融情報サイトのYahoo!ファイナンスには、株価チャートを表示する機能もあります。チャートを間く手順は、PERなどを見たときに学んだとおりです。ただし、Yahoo!ファイナンスの株価の表示は、実際の市場より20分ほど遅れているので、その点には注意が必要です。

●ケンミレ株式情報
ケン・ミレニアム株式会社が提供しています。ここで紹介する無料のサービスもかなり高機能ですが、それよりさらに高機能な有料サービスもあります。チャートを表示する手順は次のとおりです。
p17.jpgまずトップページ(http://www.miller.co.jp/)に接続して、右側の「ケンミレ無料ソフト」欄にある「株価チャート」をクリックすると日経平均株価のチャートが表示されます。ページの上のほうにある「証券コード」欄に証券コードを人力して「チャート表示」ボタンをクリックすると、その銘柄のチャートが表示されます。
p18.jpg「証券コード」欄の左側には「カテゴリ検索」欄があり、こちらでは株式市場と業種を選んで検索すると、該当する業種の上場企業の証券コードが一覧表示されます。また、そこで表示された企業名をクリックしてもチャートを表示できます。
p19.jpg
●日経スマートチャート
日本経済新聞社が提供するNikkei Neにある「日経スマートチャート」も多機能で便利です。チャートを表示する手順は次のとおりです。

まずトップページ(http://smartchart.nikkei.co.jp/)に接続します。
「会社名または証券コードを入力してください」という欄があるので、会社名か証券コードを人力して「検索」ボタンをクリックするとチャートが表示されます。チャートの右上のほうに「使い方」と書いてあるタブがあり、これをクリックすると使い方の説明が表示されるので、詳しい使い方についてはこれを読みましょう。

●証券会社の情報サービスを利用する
ネット証券会社の情報サービスでも株価チャートを表示することができます。操作手順は証券会社によってさまざまで、また見られる指標の種類もいろいろですが、基本的なチャートなら、どこの証券会社でもほぼ表示することができます。

また、証券会社によっては、有料の投資情報サービスを提供しているところもあります。そのようなサービスでは、大抵はかなり高機能なチャート表示機能が組み込まれています。

●インターネットからソフトを入手する
インターネット上には、株価チャートを表示するためのソフトがいろいろと出回っています。無料のものもあれば有料のものもあり、ソフトによって機能もさまざまですが、Yahoo!ファイナンスや証券会社のサービスに比べると、より細かく設定を行うことができ、柔軟にチャートを表示できるものが多くなっています。

例えば、S.I.G.の「fchart」というソフトは、基本機能は無料で使うことができます。基本機能だけでもかなり多機能で、株の初心者が使うには十分です。 なお、fchartは次のアドレスから人手することができます。 http://www.sankayojp.com/

また、慣れてきたらChartScapeBB/Winやストックナビなどを使っても良いでしょう。

・ChartScapeBB/Win
チャートを表示するたびに、インターネットからデータを取り込みます。他のソフトだと、データの取り込み方法が少し複雑ですが、このソフトならデータの取り込みを考える必要はほぼありません。次のアドレスから入手することができます。http://www.vector.cojp/soft/win95/business/se292327.htm1

・ストックナビ
チャート表示以外にもさまざまな機能があります。無料で使うことができますが、年間3,000円で登録すると、さらに高機能なものが使用できます。次のアドレスから人手することができます。
http://www.stocknavi.com/

ただし、インターネット上で公開されている無料のフリーソフトの使用は、基本的に自己責任で行う必要があります。使い方が分からなかったり、トラブルなどが起こったとしても、原則として他人に頼ることはできません。そのことを理解した上で使用しましょう。


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