株取引の方法を解説!


株取引で移動平均線の性質

移動平均線には、次のような性質があります。

●移動平均線は滑らかに動く
株価は日々上下するので、株価チャートはジグザグとした動きになります。これに対して、移動平均線は株価の動きを平均したものなので、ジグザグとした動きが消えて、滑らかな動きになります。

実際に先の図を見ると分かりますが、株価は上がったり下がったりしているのに対して、滑らかに動いています。

●株価のあとを追って動く
個々の日(週/月)の移動平均は、だいたい現在の株価と過去の株価の間ぐらいの値をとります。次のグラフを見ると分かりますが、数日(週/月)前の株価(に近い値)が現在の株価のあとを追って動きます。

このため、株価が上昇傾向の時は、移動平均線は株価の下側に位置します。株価が下落傾向の時は、移動平均線は株価の上に位置します。

次の図は、2002年10月から2003年9月の日経平均株価の週足チャートに、13週移動平均線を入れた例です。 2003年5月頃から株価は上昇傾向になっていますが、移動平均線は株価の下側にあることが分かります。これに対して、それまでは株価は下落傾向でしたが、移動平均線は株価の上側にあることが分かります。
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●株価の傾向を表す
移動平均線は、株価の動きを平均化したものなので、株価の動く傾向を表します。したがって、トレンドライン的に使うことができます。

前述したように、株価が上昇傾向の時は、移動平均線は株価の下に位置します。したがって、その移動平均線は下値支持線のような働きをします。この反面、株価が下落傾向の時は移動平均線は株価の上に位置し、上値抵抗線のような働きをします。


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