株取引の方法を解説!


株取引でグランビルの売りの法則4つの基本パターン

グランビルの法則では、買いのタイミングだけでなく、売りのタイミングを判断することもできます。買いの法則は4つありましたが、売り法則も買い法則と同様に4つあり、買い法則とちょうど逆の形になります。

●売り法則1
まず、売り法則1は「上昇から下落に向きが変わりつつある(あるいは向きが変わっている)移動平均線を、株価が上から下に抜いたら売り」というものです。

p61.jpg株価が上昇している間は、移動平均線は株価の下にあって上昇しています。そして、株価が下落し始めると、そのあとを追って移動平均線も下がり始めるので、向きが徐々に変わります。さらに、株価が下げ続ければ、やがては株価が移動平均線を上から下に抜く動きになり、売り法則1の形になります。

売り法則1は、株価が天井を打ったことを確認して売るための法則になります。この法則が出たあとは株価がしばらく下落することが多いので、買い法則が出るまではその株は買うべきではありません。
ただし、上昇中に一時的に大きく下落したときにもこの法則の形になります。その場合、株価が反発して上昇トレンドに戻ることもあり、買い法則の形が出ることもあるので、それをチェックするようにします。

●売り法則2
売り法則2は「下落中の移動平均線に向かって株価が上昇し、移動平均線をいったん越えたあとで再度下落に戻ったら売り」というものです。

p62.jpg株価が下落する過程で戻りが入ることがありますが、そのときには株価が一時的に上昇して移動平均線を上回ることもあります。しかし、戻りに終わって株価が再度下落すれば、移動平均線を再度下回る動きになります。

つまり、この法則は株価が一時的に戻ったときに売るための法則です。売り法則1が出た時点で売り損ねていた場合は、この法則で確実に売っておくことをお勧めします。

●売り法則3
売り法則3は「下落中の移動平均線に向かって株価が上昇し、移動平均線の手前で再度下落に戻ったら売り」というものです。

p63.jpg売り法則2に似ていますが、株価が移動平均線を上回らない点が異なります。この法則も、株価が戻ったときに売るための法則です。また、売り法則2と比べると、株価が移動平均線を上回らずに再度下落しているので、より売りの圧力が強いと考えられます。この法則が出たときに、その銘柄をまだ持っているなら、確実に売っておくことが必要です。

●売り法則4
最後の売り法則4は「移動平均線が上昇中の時に、株価が大幅に上がって移動平均線から大きく離れたら(乖離したら)売り」というものです。

p64.jpg何らかの原因で株価上昇に弾みがついて、移動平均線から大きく離れることがあります。しかし、株価が大きく上がると、「今のうちに売っておこう」という人も多くなるので、いずれはその値上がりが止まり、一気に株価が下がることも少なくありません。この法則は、そのような株価急騰時に、利益を確保するために使います。


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