株取引の方法を解説!


株取引で損益とんとんに近づくとレバレッジは逆効果

損よりも利益が大きければレバレッジの効果は絶大です。ところが、儲け方が変わると、結果も変わってきます。

例えば、現物取引で+10%の儲けと-8%の損を交互に繰り返している人がいるとします。かろうじて損より儲けの方が多いというレベルです。このような人が100万円の元手で信用取引を行ってレバレッジをかけたとすると、資産の額を計算したときの結果は次の表のようになります。

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また、長期的に同じパターンを繰り返すとすると、資産の額の推移は次の図のようになります。

p130.jpg今度は、最終的にはレバレッジをかけていない場合がもっとも儲かっていることが分かります。また、レバレッジを3倍にすると、儲かるどころか徐々に資産が減っていることも分かります。この例のように、儲けたり損したりで、とんとんよりやや良い程度の状況を続けている場合、レバレッジをかけると資産をすり減らすことになってしまいます。

●レバレッジは極力避ける

一般に「レバレッジをかけると、(成功したときの儲けが大きくなるので)、資金の効率が良い」と言われがちです。しかし、ここまでの話で分かるように、必ずしも資金効率が良くなるわけではありません。

前に学んだように、「大きく儲けて小さく損する」ことができれば、レバレッジは絶大な威力を発揮します。しかし、それはなかなか難しいものです。実際にはその逆に「小さく儲けて大きく損する」ということがありがちで、レバレッジをかけると資産をすり滅らすことになりやすいものです。

基本的に、信用取引は空売りのためだけに利用して、レバレッジを使うことは極力避けるべきです。


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