株取引の方法を解説!


株取引で株価チャートの例と解説

それでは、実際の株価チャートを例に、ローソク足を解説しますので見てみることにしましょう。例として、ソニーの週足(しゅうあし)チャートを使います。
p27.jpgチャートの中に①~⑥の番号を入れてありますが、これらは代表的なローソク足の形を取り上げたものです。

①は小陽線で、②が小陰線です。株価チャートを見てみると、このような小陽線/小陽線が頻繁に出ていることが分かります。

③は大陽線の例です。他の陽線に比べて長さがあるので、大陽線としました。この大陽線は、株価が中期的な天井を打った場面で出ています。株価が天井を打つときには、大きな上昇があってそのあとに大きな下落になるというパターンがよくあり、そのようなときには大陽線と大陰線が並んで出たりします。

④は大陰線の例です。その頃、ソニーは業績を下方修正して、そのショックで株価が急激に下がり、図のような大陰線になりました。ただし、株価の下落はそこで終わり、そのあとは株価は徐々に戻っています。

⑤は上影陽線と上影陰線の例です。上影陽線のあとに上影陰線が続いていて、上影陽線は実体に比べて上ヒゲがかなり長くなっています。このような上影の線が3週続いて出たことは、これ以上株価が上がりにくくなっていることを意味しています。実際、そのあと2か月ほどは株価は伸び悩んでいます。

最後の⑥は、下影陽線の例です。それまで株価が下がってきていて、そのあとに下影陽線が出ているので、底を意識した買いが入っていると判断することができます。実際、そのあと2週間ほどは株価が持ち直しています。ただし、思ったほど買いが伸びず、そのあとは再度株価が下落しています。


>> 元メリルリンチ証券No.1トレーダーの教材が無料 



 
  価格キャッシュバック