株取引の方法を解説!


株取引で現物取引と信用取引の違い

ここでは「信用取引」という取引方法の基本を学習します。
信用取引は現物取引に比べて仕組みが複雑で、手数料もさまざまなものが入り組んでいます。もし信用取引を始めるなら、現物取引で経験を積んだあと、信用取引についてよく学習してから始めるようにしましょう。

これまでに学習してきた取引方法は、現金で株を買って、そのあとに売るというものでした。そのような株の取引方法を、「現物取引」(げんぶつとりひき)と呼びます。

これに対して、手持ちの現金のおよそ3倍の株を取引できるメリットがあるのが「信用取引」という取引方法です。信用取引は、「空買い」(からかい)と「空売り」(からうり)の2つの手法から構成されます。
 
「空買い」とは、他人からお金を借りて株を買い、その株を売って得たお金で、借りたお金を返すという取引です。空買いの場合、現物取引と同様に、株価が上昇すれば儲かりますし、株価が下がれば損をします。

一方の「空売り」は、持っていない株を人から借りて売り、あとになって買い戻して、借りた株を返すという手法です。こちらは空買いとは違い、株価が高いときに売って、安くなった時点で買い戻すと、その差額が利益になります。つまり、株価が値下がりする過程で儲けるための取引方法です。
p117.jpg現物取引だけだと、株価が下がっていく局面では、指をくわえて株価が上がりだすのを待っているしかありません。しかし、信用取引の空売りを利用すれば、株価が下がる局面でも儲けることができます。大まかに言えば、儲けるチャンスが2倍に広がると考えることができます。

なお、「お金や株を借りる」というと、複雑な手続きが必要なように感じられるかもしれません。しかし、必要な手続きは、信用取引の口座を開設するぐらいです。それ以後は、お金や株を借りていることを意識する場面はそれほどありません。


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