株取引の方法を解説!


株取引でレバレッジをかけると追証の危険性が増す

ここまでの話は、レバレッジをかけなかった場合の話でした。しかし、レバレッジをかけると、追証の危険性が増します。

例えば、30万円の委託保証金を入れて、100万円の株を窄売りしたとします(レバレッジは3.3倍)。建玉の金額が同じなので20%が100万円×20%=20万円であることは前の例と変わりませんが、こちらは委託保証金が30万円しかないので、建玉の時価が11%値上がりして111万円(損失11万円)になった時点で1万円の追証が発生してしまいます。
p133.jpgこれが、委託保証金が50万円で建玉100万円、つまり2培のレバレッジをかけた場合は、建玉の時価が31%値上がりして131万円(損失31万円)になった時点で1万円の遺証が発生します。

レバレッジをかけなかった場合は81%の値上がりで発生したのに比べると、レバレッジをかけた場合は遺託が格段に発生しやすくなるわけです。

さらに、もし仮に3.3培のレバレッジをかけた場合に、かけなかったときの例と同じ81%の値上がりが起きてしまったとすると、その場合の遺証の金額は何と71万円にもなってしまいます(30万円-81万円=-51万円なので51万円もの損失が発生する上に、さらに建玉の20%分の20万円も追加する必要があるため)。

普通は遺証発生時点で遺証を入れるか決済を遺られるので、このような多額の遺証が発生することはまれですが、1日で株価が倍に暴騰するようなこともあるので、可能性としてはあり得ます。レバレッジをかけると、このように危険性が増すので、十分注意する必要があります。

逆指値を活用してリスクを管理する

自動売買を行うことができる証券会社では、信用取引の際にも自動売買を組み合わせることができます。信用取引では、現物取引以上に危険性をしっかりと管理することが必要なので、必ず自動売買と組み合わせて値うべきです。
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例えば、株価が1,000円の銘柄を空売りするとしましょう。空売りでは株価が上昇すると損失になりますが、損失が拡大しないように逆指値を値って自動的に損切りを行うようにします。

具体的には、「株価が1,100円を上回ったら買戻して決済する」というような逆指値注文を出しておきます。


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