株取引の方法を解説!


株取引の格言から学ぶ

分散投資の重要性を表す格言として「卵は1つの籠に盛るな」というものがあります。これは、イギリスの格言だそうです。卵を1つの籠に盛って運んだ場合、その籠を落としてしまうと、中の卵は全部割れてしまうでしょう。しかし、複数の籠に分けて盛っておけば、その中の1つの籠を落として卵を割ってしまったとしても、残りの籠の卵は無事です。

分散投資もこれと同様です。1つの株に資金を集中すると、失敗したときに大幅に資金が減ってしまいます。しかし、複数の株に資金を分散しておけば、その中の1つが紙くずになったとしても、残りの株はまだ大丈夫です。


株式市場には多数の銘柄があり、その中から銘柄を選ぶのは難しいものです。特に、株を始めて間もない頃だと、まったく何を選んで良いか分からないものです。

最初のうちは、「自分にとって身近な会社の株を買ってみる」というのが分かりやすいでしょう。例えば、毎日のように通っているスーパーがあって、そのスーパーの株が上場されているとしましょう。そのスーパーの業績が良さそうかどうかは、毎日通っていれば何となく分かってくることでしょう。
 
 "遠くのものは避けよ"という格言があります。これは、「自分にとって遠い(身近でない)会社の株は、買うべきではない」ということを意味しています。そのような会社のことを調べたりしてみても、なかなかピンとこないものです。また、その会社にとって何か悪いニュースがあったとしても、どの程度の影響が出そうなのかも分からないからです。


株でもっとも効率よく儲ける方法は、最安値で買って、最高値で売ることです。誰しも、そのようにすることを夢見るものです。

しかし、最安値で買ったり、最高値で売ったりすることは、ほとんど不可能です。最安値や最高値を決めるのは、「多数の投資家の意思」です。自分一人で「今が最安値(最高値)だろう」と思ってみたところで、他の投資家がそう思っていなければ、株価はさらに動きます。

最安値で買おうとせず(最高値で売ろうとせず)、株価が底を打ったことがある程度はっきりしてから買い、またピークを過ぎたことを確認してから売っても、いくらかは利益が残ります。

"頭と尻尾はくれてやれ"という格言があります。「最安値で買ったり、最高値で売ったりすることはできず、そのようにしようとすると、むしろタイミングを間違えてしまうので、無理に最安値や最安値を狙うべきではない」というような意味ですが、まさにその通りです。

なお、同じような意味の格言としで天井売らず底買わず"というものもあります。


個人投資家にありかちなパターンとして、利益が少し出たらすぐに売る一方、損失が出てもいつまでも売らない、というものがあります。ちょっとでも儲かると、ついつい売ってしまいたくなる気持ちは良く分かります。また、損失が出ている株をなかなか売れないという気持ちも、非常に良く分かります。

しかし、そのようにしていては、儲けよりも損失の方が大きくなるので、資金がどんどん減っていって、やがては資金がOになってしまい、株どころではなくなってしまいます。

利益が出ている株を売って、その利益を確定することを「利食い」(りぐい)と呼びます。また、損失が出ている株を売って、その損失を確定させることを、「損切り」と言うことは、すでに学びました。利食いはあわててはなりません。ある程度利益が伸びるまで株を持ち続けて、それから売るようにすべきです。時には、持ち続けたがために株価が値下がりして、儲けが減ってしまうこともありますが、そのときはそのときです。

一方、損切りに躊躇していてはなりません。損失が大きくなってしまうと、それを取り戻すのは並大抵ではありません。

このように、「利食いはあわてず、損切りは早めにするべきである」という意味の格言として、「利食い急ぐな、損急げ」というものがあるのです。また、同じような意味の格言として「損を切って利を伸ばせ」、や「見切り千両」というものもあります。

なお、利食いを急がず、また損切りを確実に行うためには「逆指値」が非常に有効です。


「株で儲けている人は少ない」ということを学びました。多くの投資家は、株価が上がってきて話題になってから株を買うので、高い値段で買ってしまうことが多いものです。しかし、その高値は長くは続かず、やがては大きく株価が下がってしまいます。そうなった時にあわてて売ることになりやすく、「高値で買って安値で売る」という行動を繰り返しがちです。

周りの人と同じことばかりしていては、株で儲けることはできません。周りとは違う視点に立って、株価が安いうちに冷静に買い、また株価が上がってきたら欲張らずに売ることで、儲けることができるようになります。これを表しているのが"人の行く裏に道あり花の山"という格言です。

同じような意味の格言として「大衆は常に間違う」というものもあります。日本人の性質として「周りと同じにしていないと不安」というものがあります。しかし、株で勝つためには、そのような精神状態ではだめです。人と違うことをできるようになりましょう。


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